2024/12/09
屋根工事築10年以上の方向け家の部位について

屋根の修理と緊急対応

ご自宅で雨漏りが発生した場合、屋根の下地が腐食する前に早めの修理が必要です。

雨漏りを放置してしまうと、雨水が下地に染み込み躯体から腐食する可能性が高くなります。

ただ、屋根の雨漏り修理は大掛かりな工事になる場合もあり、材料の発注などで依頼を受けてからすぐに工事は出来ません。

工事まで最短でも1、2週間ほどかかる場合が多いです。

そこでこちらでは、雨漏りが発生する原因と知識が無い方でも緊急対応できる雨漏りの応急処置をご紹介いたします。

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雨漏りが発生する理由


なぜ雨漏りは発生するのか?

雨漏りは、様々な原因により引き起こされます。

最も原因として多いものは建物の老朽化ですが、それ以外にも施行不良や自然災害の影響も考えられます。

また、一言に老朽化といっても、屋根からだけでなく壁や窓が原因となっていることもあります。

知識が無い方では原因を特定することは難しく、間違った応急処置を行なった場合、雨漏りがひどくなる事例もあります。

まずはご自身で出来る対策を行い、不具合が進行する前に信頼のできる業者に修理してもらうことが必要となります。

雨漏りの応急処置方法

まず簡単な緊急対応として、道具や材料などがあればすぐできる準備物をご紹介いたします。

▪️必要な準備物

①ブルーシート

②土嚢袋

③真砂土(まさつち)

④脚立

⑤ヘルメット

⑥安全設備(安全帯等)

⑦滑らない靴と作業できる服装

⑧バケツ

基本的には全てホームセンターなどで手に入ります。

準備物が揃えば、雨漏りが発生している可能性がある部分をビニールシートで覆い、

真砂土を土嚢袋に詰めてブルーシートが飛ばないように端部に配置することで、雨の侵入を防ぎます。

雨の侵入箇所を特定することは難しいため、広範囲をシートで覆うことをおすすめします。

雨漏りが発生している真上に原因があるとは限らないので、なるべく広範囲をビニールシートで覆っておいた方がいいです。

ビニールシートを被せる際は、風で飛ばされることのないようしっかりと固定する必要があります。

ロープで縛って固定するのは、付帯部分の破損に繋がるのであまりオススメできません。

また、転がりやすい石などを置くのも、落下の危険があるので止めておきましょう。

ビニールシートを設置するには、屋根に登る作業が必要です。

雨で濡れた屋根は非常に危険ですので、雨漏りが起きたその場での緊急対応は絶対に控えてください。

作業を行う際は安全な作業環境が確保できる場合のみ実施するようにして頂き、

屋根から転落しないように細心の注意を払い、作業を行なってください。

また、少しでも危険を感じた場合は作業を止め、信頼のできる業者に修理の依頼をしてください。

雨漏りが発生しやすい場所

屋根材のズレ

下から見て屋根材が明らかにずれている場合は、その隙間から雨漏りが発生している可能性があります。

特に瓦屋根の場合は、強風などにより瓦がずれやすく、強風で近隣への飛散被害が起こる可能性があります。

屋根材は隙間が出ないように設置することで、雨の侵入を防ぐことができます。

特に台風の通過後や、地震が発生した後は注意が必要です。

ご自宅の屋根が見える位置に移動して屋根材にズレがないかチェックするようにしてください。


外壁のひび(クラック)

外壁にひびを発見した場合は、そこから雨水が浸入して雨漏りしている可能性があります。

塗膜に細かいひびが入る程度ならシーリング補修などで大丈夫ですが、外壁本体のひびは危険信号です。

また、外壁をチェックする際に同時に外壁の塗膜状況も確認することをおすすめします。

外壁塗装には壁を風雨から守る役割があるため、劣化しているなら壁がダメージを負っている可能性があります。

塗膜の剥がれやチョーキングという粉が浮く現象は、塗り替えのサインとなるので塗装を検討することをおすすめいたします。


外壁の繋ぎ目の劣化

外壁をチェックする際は、外壁の塗膜状況だけではなく、つなぎ目のシーリングもご確認ください。

シーリングとは、つなぎ目を補強するゴムのような素材で、劣化すると固くなりひび割れが生じてきます。

シーリングが劣化していると、外壁のつなぎ目に隙間が生じている可能性が高くなります。

そこから雨水が浸入すれば、雨漏りを引き起こす場合があります。

発見した場合は早めにシーリング補修の依頼をしてください。


天井や壁のクロスの雨染み

雨漏りは、屋根裏を伝って天井から水が落ちてきて発覚するケースが多いですが、その前から兆候は出ています。

室内に水が滴り落ちる状態はかなり雨漏りが進行した状態で、屋根裏などには雨染みがあるはずです。

その状態を気づかずに放置していた場合は天井や壁のクロスにシミが生じていることが多いです。

たとえば、クロスの浮きや剥がれが生じていたりシミができていたりするなら、雨漏りの可能性も疑った方がいいです。


屋根のひび

屋根は直接雨風を受ける場所なのでダメージは大きく、スレートのひび、漆喰の崩れ、瓦のずれなどから雨漏りが発生するケースは多いです。

そもそもの原因としては、台風や地震などによる外的要因によるものと経年劣化があげられます。

屋根の棟板金、谷板金、破風板といった折り目や端の部分は、10年前後で浮きや釘のゆるみが起こり、雨水の侵入口となりやすい部位です。


ベランダのひび

人の出入りがある分、防水塗膜が擦り切れやすく、ひびなどのダメージが早くあらわれます。

経年劣化による撥水力・防水力の低下で、家に水が染み込むようになります。

また、床面だけでなくベランダと外壁とのつなぎ目、立ち上がり部分、手すりなども侵入口になりえます。

ベランダの排水口の詰まり 落ち葉やゴミが排水口に詰まり、流れなくなった雨水が壁に染み込んでしまっていることもあります。

まずは排水口の詰まりがないか確認し、解決しない場合は業者に修理の依頼をしましょう。

専門家に相談して最適な解決策を

雨漏りが発生した場合、応急処置だけでは完全に修繕することはできません。

あくまで一時的な対策ですので、お早めに信頼できる業者へ修理の依頼するようにしてください。

雨漏りのない快適な住宅を取り戻すには、プロによる補修が必要となります。

福岡市近郊や糟屋郡で屋根の点検や修繕のお見積りをご希望の方はお気軽に弊社へご相談ください。

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