2024/11/19
外壁塗装・工事屋根工事築10年以上の方向け家の部位について

雨漏りがする原因とは?

一度雨漏りが発生すると、なかなか修繕するのも大変です。

漏れている箇所を補修すればいいとは限らず、原因の特定はプロでも時間がかかる作業です。

このことから、雨漏りは最も難しい補修工事の一つとも言われています。

雨漏りの発生しやすい場所と原因を事前に把握しておくことで、

雨漏りが発生した時に原因調査を効率よく行えます。

こちらでは雨漏りが発生しやすい場所と原因をお伝えします。

雨漏り原因

雨漏りが発生する原因

経年劣化

雨漏りの原因は色々と考えられますが、最も多い発生要因は経年劣化です。

建物の外側の建材は、日々紫外線や風雨によって劣化していきます。

あまりに劣化が進むと、劣化した建材の隙間から雨水が浸入し、雨漏りが発生する可能性があります。

屋根の場合は屋根材の下にある防水シート(ルーフィング)が劣化して破れた時に雨漏りを引き起こす場合が多いです。

防水シートの耐久年数は30~40年程度のため、防水シートが劣化して破損する前にメンテナンス行う必要があります。

外壁の場合は劣化を防ぐために塗装で保護している外壁材がほとんどですが、

外壁塗装の寿命はシリコン塗料の場合は平均すると10年程度です。

その後は、塗装が建材を守る力が弱まり、徐々に建物本体にもダメージが蓄積してくるのです。

クラックなどが発生した場合はコーキング補修を行ってから塗装をする必要があります。


施行不良

屋根や外壁の建材には、性能を発揮するためにメーカーにより施行方法が規定されています。

時間の短縮や工程の短縮のために正しい施工方法を変更してしまった場合、施行不良が引き起こされます。

また、屋根に対する知識が乏しいと、間違った施行を実施される危険性もあります。

必要な工程を省いていたり、材料を間違っていたりと様々なミスが考えられます。

新築の場合やリフォームして間もない場合は、施行不良が雨漏りの原因として考えられます。

万が一そのような事態が発生した場合は、施工した会社に連絡をとり、手直しをするようにお伝えすると良いでしょう。

それから、施行不良を未然に防ぐためにも、屋根の知識が豊富な優良業者を選定することも重要なこととなります。


自然災害

台風による強風で、接合が弱くなっている屋根材が飛んだりずれたりして、雨漏りを起こす可能性があります。

最近は、大型の台風が日本に上陸することが多いので、劣化している屋根は自然災害でダメージを負う危険性が高いです。

さらに、屋根材として使われているコロニアルや瓦は、風で飛ばされると非常に危険です。

通行人に当たりでもしたら、大怪我をさせてしまうことにもなりかねません。

周辺に住む方々に迷惑をかけないためにも、劣化している屋根は補強しておく必要があります。

強風による被害は、屋根材が飛ばされるだけではありません。

そのため台風が通過した後は、家の状態を一度確認しておいた方が良いでしょう。

また、地震後も壁のひびや屋根材がずれていないか確認してみてください。

雨漏りが発生しやすい箇所

①屋根

屋根は、建物の中でも最も苛酷な環境にさらされる部分です。

そのため非常に劣化が激しく、ひびや破損により雨漏りを引き起こすことは少なくありません。

屋根は、主に「屋根材」「板金」「防水シート」の3つの建材から作られています。

屋根や板金が少し破損しても、その下にある防水シートで雨漏りは防げる構造になっています。

防水シートが機能していれば、ちょっとした隙間で雨漏りすることはほとんどありません。

ただし、防水シートにも寿命があります。

防水シートの寿命は約20年程度なので、新築から20年以上経過しているのであれば、雨漏りが発生する可能性があります。

もし、新築から20年以上経過しているのなら、防水シートの状態を専門業者にチェックしてもらうといいでしょう。


②太陽光発電や太陽光温水器

屋根が雨漏りの原因となる場合、設置している太陽光発電や太陽光温水器が問題となっているケースも考えられます。

機材を設置する際は、屋根材に穴を開けるケースがあるため、穴の隙間から雨漏りするリスクが高まります。

太陽光発電の業者は、太陽光発電のことには詳しくても、屋根の構造に関しては素人なこともあるので注意が必要です。

太陽光発電の設置を検討する際は、確かな施行技術を持った業者に依頼するようにしてください。


③外壁

外壁は塗装により防水効果を高めていますが、そもそもの建材は水に強い建材ばかりではありません。

塗装が劣化して防水機能が低下すると、水を通しやすくなってしまいます。

外壁に水が浸入すれば、劣化によりひび割れや破損が生じます。

隙間ができれば雨水は簡単に進入できるようになるので、外壁は屋根と並んで雨漏りが発生しやすい箇所となっています。

また、外壁の繋ぎ目はシーリング材というゴムのような素材で補強されていますが、この部分も劣化に弱い部分です。

シーリングは劣化すると固くなり、簡単に割れるようになってしまいます。

シーリングにひび割れや剥がれが生じると、外壁の隙間が保護できないため同じく水分の浸入を防ぐことができなくなります。

壁から雨漏りするというイメージはあまりないかもしれませんが、壁の劣化も気にしておく必要があります。


④窓のサッシや換気扇

窓や換気扇を取り付ける際は、隙間から雨水が漏れないようサッシにパッキンが施してあります。

しかし、パッキンも10年~20年で老朽化するので、雨漏りの原因となることがあります。

パッキンが老朽化すれば、隙間が生じる可能性が高まるので雨漏りに繋がってしまうのです。

さらに、窓の場合はサッシが歪むことで隙間が生じるおそれもあります。

サッシが歪むことはまれですが、地震が発生した後などでは外壁のひびと同様に注意が必要です。

また、天窓を取り付けている家では、雨漏りのリスクがかなり高まります。

パッキンなどの劣化により雨漏りが起こるリスクがあるため、注意が必要です。

雨漏りが発覚したらなるべく早めの対策を

雨漏りを放置してしまうと、建物の構造を腐食させる原因ともなり、最悪の場合は構造から交換が必要になることもあります。

雨漏りによる被害を最小限に抑えるためにも、早急な対策が必要となります。

雨漏りは、素人が修繕して解決できるものではありません。

破損箇所だけでなく、水の流れなど様々な要素を複合的に考える必要があるため、

誤った施工を行うと状況を悪化させる可能性があります。

マイホームを長持ちさせるには、雨漏りを発生させないことが非常に重要です。

雨漏りの症状に気がついたときはかなり腐食が進んでいることも少なくありません。

建物の内部への雨の侵入を確実に防ぐには、適切なメンテナンスが不可欠です。

専門家に相談して最適な解決策を

雨漏りの修繕で最も大切なことは、再発しないように対策を行うということです。

応急処置などの簡易的な修繕では、すぐに雨漏りが再発してしまうことが多いです。

長期間雨漏りがしないようしっかり修繕するには、全ての原因を潰す確かな技術力が必要となります。

専門家に相談して最適な解決策を見つけることで、美しく耐久性のある住まいを実現できます。

福岡市近郊や糟屋郡で屋根の点検や修繕のお見積りをご希望の方はお気軽に弊社へご相談ください。

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