【初心者向け】住宅ローン借り換えの基本をプロが解説!失敗しないための全ステップ
「毎月の住宅ローンの返済が重い…」
「金利が上がるとニュースで見たけれど、今のままで大丈夫?」
そんな不安を抱えていませんか?
低金利のニュースを目にするたびに、住宅ローンの借り換えが頭をよぎるものの、
「手続きが難しそう」「本当に安くなるのか分からない」と一歩を踏み出せない方は非常に多いです。
住宅ローンの借り換えは、正しく行えば総返済額を数百万円単位で減らせる絶大なメリットがあります。
しかし、仕組みやコストを理解しないまま進めてしまうと、思わぬ諸費用で逆に損をしてしまうリスクも潜んでいます。
住宅ローンの借り換えって本当に安くなる?そんな不安に寄り添います
「住宅ローンの借り換えを検討したいけれど、何から始めればいいのか分からない」
「今の銀行より本当に安くなる銀行があるのだろうか」と悩むのは当然のことです。
住宅ローンは人生で一番大きな買い物だからこそ、失敗したくないというプレッシャーもありますよね。
特に初めての借り換えでは、専門用語や複雑な手続きのイメージが先行して、
ハードルを高く感じてしまうのも無理はありません。
まずはその不安を一度リセットして、基本の仕組みから一つずつ紐解いていきましょう。
こちらの記事を読めば、住宅ローンの借り換えに関する以下の知識がすべて身につきます。
住宅ローンの借り換えで得られる具体的なメリット
自分が「借り換えで得をする人」なのかがひと目でわかる3つの条件
見落としがちな「諸費用」の正体と損益の計算方法
事前審査から融資実行まで、迷わず進める「5つの全ステップ」
プロが教える、後悔しないための注意点とデメリット
金融機関の公式サイトだけでは分かりにくい「隠れたコスト」や、
「審査のリアルな注意点」まで徹底的にこだわって解説します。
難しい専門用語は一切使わず、図解や具体的な数字を交えながら進めていきますので、
家計を守るための、賢い住宅ローンの借り換えへの第一歩をここから始めましょう!
目次
そもそも「住宅ローンの借り換え」とは?【仕組みと目的】
「住宅ローンの借り換え」という言葉はよく耳にしますが、
その具体的な中身まで完璧に理解している方は少ないかもしれません。
まずは、どのような仕組みでローンが新しくなるのか、
そして多くの人がなぜわざわざ手間をかけてまで見直しを行うのか、
その根本的な部分を分かりやすく解説します。
借り換えの仕組み(新しいローンで現在のローンを一括返済する)
住宅ローンの借り換えとは、一言でいうと「現在契約している銀行以外の金融機関で新しくローンを組み、
その借りたお金で今のローンを一度すべて完済(一括返済)すること」です。
「別の銀行に移籍する」ようなイメージを持つと分かりやすいでしょう。
具体的には、以下のような流れで進みます。
【ステップ1】 新しいA銀行から、現在のローン残高分のお金を借りる
↓
【ステップ2】 そのお金を使って、今契約しているB銀行のローンを一括返済する
↓
【ステップ3】 以降は、新しく契約したA銀行へ毎月返済していく
このように、住宅ローンの借り換えを行っても「借金がチャラになる」わけではありません。
あくまで「より条件の良い別のローンへと契約を乗り換える」という仕組みです。
そのため、借り換えの際には新しい金融機関での審査(事前審査・本審査)が再度必要になります。
なぜ借り換えをするのか?主な3つの目的(返済額軽減・金利タイプ変更・団信の充実)
わざわざ新しい銀行で審査を受け、手続きを行うのにはそれなりの大きな理由があります。
住宅ローンの借り換えを検討する人が目指す主な目的は、大きく分けて以下の3つです。
① 毎月の返済額や総返済額を減らすため(返済額軽減)
これが最も多く、最大の目的です。
現在よりも金利が低い金融機関へ住宅ローンの借り換えを行うことで、
毎月の返済額を安く抑えることができます。
金利の差がわずかであっても、残りの返済期間が長い場合は、
最終的な総返済額を数百万円単位で削減できるケースも珍しくありません。
② 今後の金利上昇リスクに備えるため(金利タイプ変更)
「現在は変動金利で契約しているけれど、今後の金利上昇ニュースが不安…」という方が、
将来の支払額を確定させるために「固定金利」のプランへ住宅ローンの借り換えを行うケースです。
逆に、少しでも毎月の負担を減らすために、固定金利から超低金利な変動金利へと切り替える人もいます。
③ 最新の団体信用生命保険(団信)へ加入し直すため(団信の充実)
実は近年、非常に増えている目的の一つです。
住宅ローンに付帯する「団体信用生命保険(団信)」は、ここ数年で劇的に進化しています。
「がん」と診断されたら住宅ローン残高が半分、またはゼロになる特約など、
保障内容が手厚い最新の団信に加入し直すために、住宅ローンの借り換えを選ぶ人が増えています。
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住宅ローンの借り換えで得られる3つの大きなメリット
住宅ローンの見直しには一定の手間がかかりますが、それ以上のリターンを期待できるのが住宅ローンの借り換えです。
ここでは、借り換えを行うことで得られる3つの大きなメリットについて、専門的な視点を交えて詳しく解説します。
① 毎月の返済額・総返済額を減らせる(金利差による恩恵)
住宅ローンの借り換えを検討する上で、最も分かりやすく魅力的なメリットが「返済額の削減」です。
現在契約しているローンよりも金利が低い金融機関へ住宅ローンの借り換えを行うことで、
毎月の返済額をダイレクトに引き下げることができます。
【例えばこんなに変わる!】
ローン残高2,000万円、残り期間25年の人が、金利1.5%から金利0.5%のローンへ借り換えた場合
毎月の返済額:約13,000円の削減
総返済額:約400万円の削減
※諸費用が別途かかります。
このように、金利差が1%変わるだけで、家計に与えるインパクトは非常に大きくなります。
浮いたお金を教育資金や老後資金、あるいは趣味の費用へと回せるようになるのは、
生活のゆとりにつながる最大の恩恵です。
② 金利上昇リスクに備えられる(変動金利から固定金利への切り替え)
近年、市場の金利動向に注目が集まる中、
「これから変動金利が上がったらどうしよう…」と不安を抱えている方は少なくありません。
そこで、将来の安心を手に入れるために住宅ローンの借り換えを活用する手法があります。
現在「変動金利」で契約している人が、全期間固定金利(フラット35など)や、
長期固定金利のプランへ住宅ローンの借り換えを行えば、
今後の世の中の金利がいくら上昇しても、自分の返済額は一円も上がらなくなります。
「毎月の支払額を確定させ、長期的な人生設計をカチッと安定させたい」という方にとって、
この金利上昇リスクの回避は非常に価値のある選択肢となります。
③ 最新の団体信用生命保険(団信)に加入し直せる(がん保障などの充実)
実は、隠れた大きなメリットとして注目されているのが「団体信用生命保険(団信)」のアップデートです。
団信とは、ローン契約者に万が一のことがあった際、ローンの残高がゼロになる保険のこと。
この団信の保障内容が、ここ数年で劇的に進化しています。
がん先進医療特約: がんと診断されたら給付金が出る、またはローン残高が半分・ゼロになる
三大疾病・生活習慣病保障: 脳卒中や心筋梗塞だけでなく、多くの病気やケガをカバー
夫婦連生団信: ペアローンを組んでいる夫婦のどちらに万が一のことがあっても、ローン全額がカバーされる
10年前の団信は「死亡・高度障害のみ」というシンプルなものが主流でした。
しかし、今住宅ローンの借り換えを行えば、わずかな金利上乗せ(または金利上乗せなし)で、
これら最新の手厚い医療保障をセットにすることができます。
「特約付き団信に入り直すことで、現在加入している民間の医療保険やがん保険を見直し、
結果として毎月の保険料を浮かせられた」という賢いケースも増えています。
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要チェック!借り換えで「メリットが出る人」の3大条件
住宅ローンの借り換えはすべての人にお得になるわけではありません。
借り換えには所定の手数料(諸費用)がかかるため、金利が下がった分の削減額が、
諸費用を上回らなければ「結局損をしてしまった」ということになりかねないからです。
自分が住宅ローンの借り換えをして本当にメリットが出るかどうかは、
これから紹介する「3大条件」を満たしているかで簡単に判定できます。
わが家のローン状況と照らし合わせながらチェックしてみましょう。
条件①:現在の金利と新しい金利の差が「0.3%以上」
かつては「金利差1.0%以上」が住宅ローンの借り換えの目安と言われていましたが、
現在は各銀行の低金利競争が進んだため、「金利差0.3%〜0.5%以上」でも十分にメリットが出るケースが増えています。
特に、もともとの借入額が大きい方や、返済期間が長く残っている方の場合は、
わずか0.3%の金利差であっても、諸費用を差し引いて数十万円〜数百万円の現金が手元に残る計算になります。
現在の金利が1%台以降で、ネット銀行などの超低金利(0.3%〜0.4%台など)へ乗り換える場合は、
ほぼ確実にメリットが生まれると言ってよいでしょう。
条件②:ローンの残高が「1,000万円以上」
2つ目の目安は、現在残っているローンの元金(残高)が「1,000万円以上」あることです。
住宅ローンの借り換えによる削減効果は、「残高×金利差」で決まります。
そのため、いくら金利が大きく下がるとしても、ローン残高が数百万円程度まで減っている場合は、
金利が浮くメリットよりも、新しくかかる諸費用(数十万円)の負担の方が大きくなってしまい、
結果として「手数料負け」してしまう可能性が高くなります。
ただし、残高が1,000万円未満であっても、
次に紹介する「残りの返済期間」が非常に長い場合は例外的に得をすることもあるため、事前のシミュレーションが不可欠です。
条件③:残りの返済期間が「10年以上」
最後の条件は、ローンを完済するまでの残り期間が「10年以上」あることです。
期間が短ければ短いほど、金利が下がる恩恵を受けられる期間も短くなってしまいます。
残りの期間が5年や7年といった段階で住宅ローンの借り換えを行うと、
せっかく手続きをしても諸費用を回収しきれないケースがほとんどです。
逆に言えば、「あと15年、20年と長く返済が続く」という方であれば、
金利差や残高が多少目安を下回っていても、長期にわたってコツコツと削減効果が積み重なるため、
借り換えの恩恵を十分に受けられます。
💡 3大条件のまとめ
| チェック項目 | メリットが出る目安 |
| ① 金利の差 | 0.3% 〜 0.5% 以上 低くなる |
| ② ローン残高 | 1,000万円 以上 残っている |
| ③ 残り期間 | 10年 以上 ある |
これら3つの条件のうち、2つ以上に当てはまる場合は、
住宅ローンの借り換えによって大きな節約ができる可能性が非常に高いです。
まずは「わが家は条件を満たしているか」を、手元の返済予定表で確認してみることから始めましょう。
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見落とし厳禁!借り換えにかかる「諸費用」の正体
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「金利が下がるから、絶対に得をするはず!」と急いで手続きを進めるのは禁物です。住宅ローンの借り換えを実行する際には、新しくローンを組み直すための「諸費用」が必ず発生します。
この諸費用の存在を知らずにいると、せっかく金利が下がっても
「手元から出ていくお金の方が多かった」という失敗につながりかねません。
どのような費用がいくら必要なのか、その正体を詳しく見ていきましょう。
借り換えにかかる主な諸費用一覧(融資事務手数料、保証料、登記費用、印紙税など)
住宅ローンの借り換えでは、主に「新しく契約する銀行へ払う費用」と、
「登記などの手続きで国や専門家に払う費用」の2種類がかかります。
具体的な内訳は以下の通りです。
諸費用の目安は「借入額の3%〜5%」
では、これらの諸費用はトータルでいくらくらいになるのでしょうか。
一般的な住宅ローンの借り換えにおいて、諸費用の総額の目安は「新しく借り入れる金額の3%〜5%」と言われています。
【諸費用の具体例】 ローン残高2,000万円をそのまま別の銀行へ借り換える場合
諸費用の目安:約60万円 〜 100万円
「そんなに大金が必要なの?」と驚かれるかもしれませんが、
多くの金融機関では、この諸費用を「新しい住宅ローンの中に組み込んで一緒に借りる(諸費用込みローン)」ことが可能です。
そのため、必ずしも「今すぐまとまった現金を用意できないと借り換えができない」というわけではありません。
諸費用も含めた「トータルの損益通算」で考えるべき理由
住宅ローンの借り換えで絶対に失敗しないための鉄則は、金利の低さだけに目を奪われず、
「金利低下による軽減額」と「発生する諸費用」を天秤にかけ、トータルの損益で判断することです。
例えば、新しい銀行へ移ることで、毎月の返済額から計算した総返済額が「80万円」減るとします。
しかし、そのために必要な諸費用が「90万円」かかってしまうとしたら、
差し引きで10万円の赤字(損)になってしまいます。
これでは、手間をかけて手続きをする意味がありません。
逆に、諸費用が80万円かかったとしても、ローンの削減効果が「200万円」あるならば、
トータルで120万円もの得(黒字)になるため、今すぐ住宅ローンの借り換えを進めるべきだと言えます。
金融機関のホームページなどにあるシミュレーションツールを使う際は、
必ず「諸費用も含めたトータルの軽減額(手残り金)」が表示されているかを確認し、
実質的なメリットを見極めるようにしましょう。
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失敗しないための「住宅ローン借り換え」5つの全ステップ
住宅ローンの借り換えを進めるにあたり、「手続きの流れが難しそう」
「何から手をつければいいのか分からない」という方も多いのではないでしょうか。
全体の流れは、大きく分けて5つのステップに分かれています。
あらかじめ手順の全体像を把握しておくことで、手続きをスムーズかつ失敗なく進めることができます。
ステップ①:現在のローンの契約内容を確認する(残高・金利・期間)
住宅ローンの借り換えにおける第一歩は、現在の自分のローンの状態を正確に把握することです。
まずは、毎年銀行から送られてくる「返済予定表(残高証明書)」や、
インターネットバンキングのマイページを確認し、以下の3つの数字をメモしましょう。
ローンの残り残高(あと何万円残っているか)
現在の借入金利(変動金利か固定金利か、現在の%はいくつか)
残りの返済期間(あと何年、何ヶ月で完済するか)
これらの正確な数字が、次のステップで行う「どれくらいお得になるか」の計算において不可欠なベースとなります。
ステップ②:新しい金融機関を選び、シミュレーションを行う
現在の状況が分かったら、次は住宅ローンの借り換え先となる新しい金融機関(銀行)を選びます。
近年のトレンドとしては、金利が圧倒的に低いネット銀行や、
手厚い団信(団体信用生命保険)を用意している大手都市銀行などが人気です。
候補となる銀行の公式サイトにある「借り換えシミュレーション機能」を使い、
ステップ①で調べた数字を入力してみましょう。
この際、金利だけでなく「諸費用も含めたトータルの軽減額」を必ず確認し、
本当にメリットが出る銀行を2〜3行に絞り込んでいくのがポイントです。
ステップ③:事前審査(仮審査)に申し込む
乗り換えたい銀行が決まったら、まずは「事前審査(仮審査)」を申し込みます。
多くの銀行では、スマートフォンのアプリやパソコンから、24時間いつでもネット上で申し込みが可能です。
事前審査では、本人の年収や勤務先、現在のローンの借入状況などがチェックされます。
通常、数日から1週間程度で結果が分かります。
万が一落ちてしまった場合や、希望通りの金利が適用されなかった場合に備えて、
この段階では複数の銀行へ同時に事前審査を申し込んでおくと、その後のスケジュールがスムーズになります。
ステップ④:本審査への申し込みと、現在の銀行への解約連絡
事前審査を通過したら、本命の銀行へ「本審査」を申し込みます。
本審査では、本人確認書類や収入証明書、物件に関する書類(確認済証や登記事項証明書など)が必要になるため、
あらかじめ準備しておきましょう。
また、本審査の承認が出たら、現在ローンを組んでいる銀行へ「他行へ住宅ローンの借り換えをするため、
一括返済(解約)をしたい」という旨の連絡を入れます。
現在契約中の銀行へ解約の連絡をしてから、実際に一括返済ができるまでには、
「2週間〜1ヶ月程度」の期間が必要になるケースが多いため、
本審査のタイミングと並行して早めに連絡を入れておくのがコツです。
ステップ⑤:契約手続き(金銭消費貸借契約)と融資実行(完済・抵当権設定)
本審査を無事に通過し、現在の銀行との調整も済んだら、いよいよ最終段階です。
新しい銀行と「金銭消費貸借契約(ローンの契約)」を結びます。
そして「融資実行日(お金が動く日)」当日、以下の手続きがすべて同日中に、自動かつ一瞬で行われます。
新しい銀行から、あなたの口座にお金が振り込まれる(融資実行)
そのお金が、現在の銀行の口座へ即座に振り込まれ、これまでのローンが完済される
司法書士の手によって、古い抵当権(家を担保にする権利)が抹消され、新しい銀行の抵当権が設定される
手続きの多くは銀行と司法書士が連携して進めてくれるため、あなたが当日あちこちへ走り回る必要はありません。
これで住宅ローンの借り換えはすべて完了となり、翌月からは新しい銀行への返済がスタートします。
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借り換えで後悔しないための注意点・デメリット
メリットの多い住宅ローンの借り換えですが、事前の準備や知識が不足していると、
「こんなはずじゃなかった」と後悔してしまうケースもあります。
ここでは、契約前に必ず知っておくべき4つの注意点とデメリット、そして裏ワザについて詳しく解説します。
注意点①:必ずしも審査に通るとは限らない(転職直後や健康状態の悪化)
「一度住宅ローンの審査に通っているから、借り換えの審査も当然通るだろう」と考えるのは禁物です。
住宅ローンの借り換えでは、新しい銀行でゼロから審査が行われるため、
最初にローンを組んだ時からの「変化」が原因で審査に落ちてしまうことがあります。
転職や独立: 転職直後で勤続年数が短い場合や、独立して個人事業主になったばかりの時期は、
収入が安定していないとみなされ審査が厳しくなる傾向があります。
健康状態の悪化: 新しい銀行に乗り換える際、原則として「団体信用生命保険(団信)」に加入し直す必要があります。
そのため、最初の借入以降に大病を患ったり、持病が悪化したりしていると、
団信の審査に通らず、結果として借り換えができなくなるケースがあります。
もし健康状態に不安がある場合は、引受基準が緩和されている
「ワイド団信」を取り扱っている金融機関を候補に入れるなどの対策が必要です。
注意点②:リフォームローンやペアローンの場合は手続きが複雑になる
現在契約している住宅ローンの組み方や、他の借入状況によっては、手続きのハードルが上がる場合があります。
例えば、夫婦それぞれが主債務者としてローンを組む「ペアローン」契約の場合、
住宅ローンの借り換えを行う際にも夫婦二人がそれぞれ審査を受け、
個別に契約手続き(金銭消費貸借契約)を結び直さなければなりません。
また、住宅ローンとは別に「リフォームローン」を組んでいる場合や、自宅の一部を店舗にしている場合などは、
新しい銀行によって「どこまで一括でカバーできるか」の対応が分かれます。
こうした複雑なケースでは、必要書類が増え、手続きの難易度が高くなることを覚悟しておく必要があります。
注意点③:ネット銀行は金利が低いが、手続きをすべて自分で進める必要がある
近年、圧倒的な低金利で人気のネット銀行ですが、
ここには店舗型銀行(都市銀行や地方銀行)とは異なるデメリットが存在します。
ネット銀行による住宅ローンの借り換えでは、基本的に店舗の窓口で担当者と対面しながら進めることができません。
申し込みフォームの入力から、必要書類のアップロード、現在の銀行への解約連絡の調整など、
すべてのステップを自分自身の力で、WEBや郵送を通じて進める必要があります。
「書類の不備に気づかず融資実行日がズレてしまった」
「疑問があっても電話やチャットでの問い合わせになり、解決に時間がかかった」
という事態に陥らないよう、スケジュール管理と事前の確認を徹底することが求められます。
注意点④:【重要】現在の金融機関への「金利交渉」という裏ワザも検討する
最後に、他行へ住宅ローンの借り換えを実行する前に、ぜひ試していただきたい裏ワザをご紹介します。
それは、現在ローンを契約している銀行に対して「金利の引き下げ交渉」を行うことです。
銀行側にとって、せっかくの優良な顧客が他行へ乗り換えてしまう(解約される)のは大きな痛手です。
そのため、他行への乗り換えを検討している旨を正直に伝えると、
「他行へ移られるくらいなら、うちの金利を少し引き下げます」と応じてくれるケースが実際にあります。
【金利交渉のメリット】
今の銀行のまま金利が下がるため、面倒な書類集めや再審査の手間がない
他行への移転に伴う登記費用などの諸費用(数十万円)が一切かからない
もし現在の銀行が交渉に応じてくれれば、他行へ行くよりもトータルで見れば手残り(お得度)が多くなる場合があります。
他行で「事前審査の承認」をもらった段階で、「〇〇銀行さんからこれくらいの条件を提示されたのですが、
御行で金利の見直しは可能でしょうか」と一度打診してみる価値は十分にあります。
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住宅ローンの借り換えに関するよくあるQ&A
住宅ローンの借り換えを進めるにあたって、多くの人が疑問に思うポイントをQ&A形式でまとめました。
疑問をすっきりと解消して、スムーズな見直し計画を立てましょう。
Q1: 借り換えは何回でもできるの?
A:法律やルール上の回数制限はないため、何回でも可能です。
住宅ローンの借り換えを行う回数に制限はありません。
過去に一度借り換えをしたことがある方でも、さらに金利が低いプランが登場したり、
ライフプランが変わったりしたタイミングで、2回目、3回目の借り換えを行うことは可能です。
ただし、住宅ローンの借り換えを行うたびに、融資事務手数料や登記費用などの「諸費用」がその都度発生します。
回数を重ねることで逆に手数料の負担が膨らみ、損をしてしまうことがないよう、
「諸費用を差し引いても本当にメリットが出るか」を毎回シミュレーションで厳密に計算することが重要です。
Q2: 転職したばかりでも借り換えの審査は通る?
A:通常よりは厳しくなりますが、審査に通る可能性は十分にあります。
一般的に住宅ローンの借り換え審査では、勤続年数「3年以上」を基準とする銀行が多いのは事実です。
しかし最近では、転職直後(勤続1年未満など)であっても柔軟に対応してくれる金融機関が増えています。
特に、以下のようなケースでは転職後すぐでもプラスに評価されやすいです。
同業種・同職種へのステップアップ転職である
前職よりも年収や役職が上がっている
転職の背景やキャリアパスが明確である
申し込みの際に、これまでの職歴やスキルを証明する職務経歴書を添えることで、銀行側の信頼を得やすくなります。
不安な場合は、勤続要件が比較的緩やかなネット銀行やフラット35などを候補に入れるとよいでしょう。
Q3: 固定金利から変動金利への借り換えはアリ?
A:毎月の返済額を少しでも抑えたいなら「アリ」ですが、金利上昇リスクへの理解が必要です。
現在「固定金利」で高めの金利を支払っている人が、超低金利が続く「変動金利」へ住宅ローンの借り換えを行うと、
毎月の返済額を劇的に引き下げられるケースが多く、選択肢としては十分に「アリ」です。
ただし、変動金利は今後の経済情勢によって金利が上昇するリスクを常に抱えています。
「目先の返済額を減らすことを最優先し、もし金利が上がったら繰上返済などで柔軟に対応できる」
という家計の余力がある方には向いていますが、「少しでも返済額が変わるのが怖い」という方は、
固定金利のまま据え置くか、より低金利な固定金利プランへ住宅ローンの借り換えを行う方が安心です。
Q4: 火災保険は入り直さなければいけないの?
A:必ずしも入り直す必要はありません。現在の火災保険をそのまま引き継ぐことができます。
住宅ローンの借り換えを行っても、現在加入している火災保険を解約して新しく契約し直す義務はありません。
保険の契約者や補償内容はそのまま維持できます。
ただし、現在の火災保険に「古い銀行を保険金の受取人とする特約(質権設定)」がついている場合は、
その解除手続きと、新しい銀行への変更手続き(または再設定)が必要になります。
なお、借り換えのタイミングは火災保険を見直す絶好のチャンスでもあります。現在の補償内容が過剰になっていないかを確認し、新しい銀行が提携している割安な火災保険へ一緒に乗り換えることで、住宅ローンだけでなく保険料の節約にもつながるケースがあります。
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まとめ:まずは無料シミュレーションから始めよう
長年払い続ける住宅ローンだからこそ、少しの見直しが家計に大きなゆとりをもたらします。
最後に、この記事でご紹介した重要なポイントをおさらいし、今すぐ起こすべきアクションを確認しましょう。
住宅ローンの借り換えの仕組み: 新しい銀行から融資を受け、現在のローンを一括返済して
「より条件の良いローン」へ乗り換えること。
得をする人の3大条件: 「金利差0.3%〜0.5%以上」「ローン残高1,000万円以上」
「残り期間10年以上」の多くに当てはまる人は大きなメリットが出る。
諸費用の計算が必須: 借り換えには借入額の3%〜5%程度の諸費用がかかるため、
必ず「諸費用込みのトータル損益」で得になるか判断する。
裏ワザ: 他行へ住宅ローンの借り換えを実行する前に、
現在の銀行へ「金利交渉」を持ちかけることで、手間もコストもかけずに金利を下げられる可能性がある
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